片づけ作業の前にやった方がいいこと色々・前編の続きです。
14,現在の収納の見取り図を作る
家中をくまなく見て回り、どこに何があるか見取り図を作ります。
こんまりさんは「息抜きの一種なので、あまり細かくこだわらずに30分くらいでざっくりと」とおっしゃっていますが、苦じゃなければとことん細かく見ても良いと思います。
理由は次の項目。↓
15,モノの現在住所リストを作る
見取り図を元に、各片づけカテゴリのモノ達がどこにあるかリスト化します。
例:衣類→自分の部屋のクローゼット、洗面所(下着)、納戸、玄関(バッグ)
カテゴリは大きく分けると『衣類・本類・書類・小物類・思い出の品』の5カテゴリですが、各カテゴリの中に小カテゴリがあるので、小カテゴリごとにリストを作った方がいいかもしれません。
全カテゴリは↓ココ↓。
こんまり流お片づけの全タクスのリストを並べてみた。
何故こんな面倒くさいことをやるかといいますと、
こんまり流の鉄則は「モノのカテゴリごとに片づける・片づけ対象のカテゴリ物は、家中から全て1ヶ所に集めて積み上げる」ですが、コレが想像以上に重労働なのです。
だって、「今日は〇〇を片づけますので、家中の〇〇をひとつ残らず集めてきてくださいね。」と言われてサッと出来る人ってどれくらいいるんでしょう?
そもそも日々の暮らしでも「えーっと、アレ、どこに置いてあったっけ・・・・???」の繰り返しなのに、自分の持ち物全てに対して「アレはこことあそこ!ソレはあっちとそっちにしまってあります!」と言える人なんていないですよね。
ちなみに、全て集めてから、後々にヒョイっと出てきたモノは問答無用で捨てるのもこんまり流ルールです。(思い出せないくらいにときめかないという理由で。)
片づけカテゴリごとにいちいち「えーっと、アレってどこに・・・」とやるのも面倒だし、集めきれなかったモノを問答無用で捨てるのも不憫です。
でも、あらかじめモノの住所録を作っておけば、「今日は『小物類・工具』だから倉庫の中央棚と納戸の下段だな。」とスムーズに作業が進みます。
リスト作りは大変ですが、その後に進める作業は「何も考えずに住所リストまで動いて・ときめきチェックするだけ」になります。
16,現在の状態を書く
「書く」とは言いましたが、「撮る」の方をオススメします。
いわゆる『ビフォー写真』ってやつです。
「全然片づけ進まない・・・」と心が折れそうなとき、ビフォー写真を見ると「オヤ?それでも案外進んでるな」と気づいて再び立ち上がる勇気が出ます。
また、「モノが多いって言っても汚部屋ってレベルまでは行ってないよね自分の部屋は」
と思って暮らしてきた人は、写真の容赦ない客観性を突きつけられて、自分の汚部屋レベルに愕然としたりもします。(私はしました。)
私は自分が片づけるべき場所をくまなく撮って、写真に付箋などを貼って中に詰まってるモノや問題点を書き込んでいきました。
17,片づけについての悩みを書く
14~16で現実とうんざりするほど向き合ったら、そのうんざり具合を書き出します。
漠然と「散らかってる~」だけじゃなく、収納状態がこんな状態であるせいで何に困っているのか、自分が片づけについて何が苦手なのか、何故モノが増えるのか・減らないのか、自分なりに分析して書くといいかも。
(その際に9「自分への質問」をちらっと思い出してみると、何かリンクしていることも。)
18,片づけ祭り開催にむけて意気込みを書く
さて、準備が整って、いよいよ片づけ祭りが始まります。
もう一度あらためて『理想のくらし』を具体的に書いてみます。
現実と向き合ったおかげで、細かく書けるはず。
そして今の心境&意気込みを書きます。
不安な気持ちがあれば、それも書いてよし!
『こんまり流お片づけの前にやった方がいいこと』
は以上です。
もし、
・片づけコンサルタントが一緒に進めるから、片づけについての悩みはおまかせする
・1人でやるけど、迷う暇なく3日で終わる自信がある
…という人はこんなに細かくやらなくても良いかもしれません。
でも、もしもこんまり流お片づけに挑戦する人が、
・何らかの理由で他人に頼れない
・絶対数ヶ月~一年以上かかる、中断する時期もあるかも、仕事も家事もしてます、
という人なら、この『片づけ祭りの前フリ作業』は後々の道しるべになります。
ちなみに私は『お片づけノート』を作ってこんまり流全タスクを書き込み、
こんまりさんの著書から抜粋した「やり方」「困ったときは」をまとめたページを作っています。
仕事と家事に忙殺されても、お片づけノートを見て指示に従って動き、迷ったときは該当するページを見るだけ!
進捗状況チェックページや、心が折れそうなときに見るページ、ときめきの軸を作るページもあるので、今のところ「忙しくて片づけできてないな」とは思っても、心が折れたり中断する気はまだ全然起きません。
細かすぎるほどタスク化することで終了日の予想もつきやすく、「コレってホントに終わるのかな…」という挫折感も起きにくいです。
自分自身での実験も兼ねて、この『お片づけノート』と一緒に一年強は頑張っていきます。
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