部屋を片づける前に『理想の暮らし』について考えよう。

こんまり流お片づけの○○原則ならべてみた。

↑↑↑こちらの↑↑↑『こんまり6原則』の②「理想のくらしを考える」というルールがあります。

正直、「それって必要か?」とも思うし、「いや、部屋を大掃除したい人はそれなりに暮らしを改善したいからに決まってんじゃんwww何をわざわざwww」とかも思うのですが、こんまりさんはこのルールに関して一冊本を書いているほどに「理想の暮らしについて考える」ことを重要視してらっしゃいます。
(『毎日がときめく片づけの魔法』のことです。)

手順はこうです↓(こんまりさんの著書から拾いました)

【事前質問】
・お片づけは子供の頃から苦手でしたか?
・お母様はお片づけができる方でしたか?
・今はどんなお仕事をしていますか?
・その仕事を選んだのはなぜですか?
・休日にはどんなことをして過ごしていますか?
・(今やっている)趣味はいつから始めましたか?
・何をしている時間が一番楽しいですか?

【理想のくらしについての質問】
・あなたにとって「片付いた部屋」とは?
→何故そう思いますか?(連想的に3~5回答えてください)
・あなたにとって「理想のインテリア」とは?
→何故そう思いますか?(連想的に3~5回答えてください)
・あなたが「一番好きな場所」は?
→何故そう思いますか?(連想的に3~5回答えてください)
・理想の家でどう過ごしたい?
→何故そう思いますか?(連想的に3~5回答えてください)

【理想の時間の使い方についての質問】
・理想の朝のスケジュールを書き、それぞれの項目で「そのために何が必要なのか」も書いてください。
・理想の夜のスケジュールを書き、それぞれの項目で「そのために何が必要なのか」も書いてください。

【理想の家のビジュアルを決めよう】
理想の家をビジュアル化してください。
写真を貼る、イラストを描く、できない人は文章で書いても構いません。
写真の場合は「理想の一枚」を決める方が良いです。

【片づけ完成形のイメージ】
今自分がいる家・部屋の「産まれたままの姿」をイメージしてください。
(家具も荷物も何もない状態のこと)
結果的に不可能かもしれないけれど、とりあえずのゴールはそこです。

ずいぶんたくさんありますね!

でも、やるとやらないとは全く違います!!!
(現在『衣類』の途中までしか進んでいないけど。)
片づけのモチベーションが!
モチベというか、「やらなきゃいけない・・・私の人生のために!」という動機が!
そして、「モノを選択する・捨てまくる」という苦しみを和らげる理由が!

できればこの作業はこんまりさんの著書を(さらにできれば5冊→「こんまりメソッドは書籍を熟読しないと失敗する」)読み込んでから行うと非常にストンときます。

これを行うと、「片づけの目的」が非常にはっきりします

「スッキリした部屋で過ごしたいから?」いや違います。
だったらとりあえずウィークリーでも借りて家具のない部屋で過ごしてみればいいです。

そうではなくて、何か「こういう暮らしがしたいなぁ…」という、イメージが!妄想が!ありませんか!

とりあえずリアルの家は置いといて!
ゴチャゴチャの荷物も置いといて!

そうしたら、
「朝早起きしてササッと家事をした後、量も栄養もたっぷりな朝食を食べて、その後に趣味の絵の練習したり読書したり朝活したい。あ、ストレッチとか筋トレもしてスタートダッシュしたい。」とか
「もっとダンスとピアノの練習したいし、お菓子やパン作りもしたい。フェイクスイーツの材料もしまいっぱなしだけどあれで何か作りたい」とか
いろいろ出てくるわけです。

(こうった【理想のくらし】については、別に汚部屋でも実行できるので、とりあえずはやってみるのも良いそうです。
私も片付いてない部屋の中で【理想の朝の過ごし方】を実行しています。)

さて、この長ったらしい質問ワークを実行すると何の役に立つのか、ちょっと一例を挙げてみます。

例えば「あなたにとって『片付いた部屋』とは?」の質問に対しては、
私→「私の理想の暮らしを邪魔しない部屋」と答えたとします。
そこでハイ!「それはなんで???」と重ね聞きしましょう。
私→「?ええと…理想の暮らしをしようとしてもモノが邪魔してるし、もっとスムーズに動きたいからかな?」
さらに「なんでスムーズに動きたいの???」
私→「一日は24時間あるのに、モノをガサガサやってたら時間がもったいないでしょう」
またさらに「なんで時間がもったいないの???」
私→「だって多趣味だからやりたいことたくさんあるから!」
またまたさらに「なんでやりたいことがたくさんあるの?」
私→「人生は一度きりなんだから、やりたいことやらないと!」

はい、この質問に対して結論が出ました。

「片付いた部屋が欲しいのは、『スッキリした部屋でくらしたい』というボンヤリした理由ではなく、『人生は一度きりだからやりたいことをやるため』」という非常にはっきりして前向きな目的が出てきました。

同時に私は最初の【事前質問】で、「休日は寝てる」「趣味…あるけど最近できてない」「寝てるかネットサーフィンが楽しくて、正直何が楽しいのかわからない」と答えていました。

理想のくらし>>>>>>>理想を邪魔する汚部屋>>>>>>>>>現在の状況

私、号泣。

こうやって自分を掘って掘って掘り下げて行くと、自分が本当に望んでいる理想と、今の状況の差が浮き彫りになります。

そして、片づけをするのは「モノを捨てたい・減らしたい」のではなく『自分だけの理想のくらし』を手に入れるためなのだと納得することができます。

そしてそこにさらにダメ押しに「理想の部屋のビジュアル」を加えて、
「理想の暮らし…悔いのない充実した人生…そして素敵なお部屋…片づけ後にコレが手に入る…」
と、なりましたらば。

あれ?今、あちこちに詰め込まれているモノやゴチャゴチャ散らばっているモノ達って、理想の暮らしに必要か・・・・????

と、気づきます。

例えば!
どっかの大富豪が自分を見初めて、無尽蔵の財力により「君に理想の暮らしを与えよう…理想のお家を建てて家具もモノも好きなものを揃えてあげるから引っ越しておいで…」と言ってくれたら、引っ越す際にそのゴチャゴチャ、持って行きますか?
・・・とイメージするとわかりやすいかも。

いろいろ叩かれたり炎上したりしながらも、何度もこんまりさんはおっしゃっています。
「モノ減らしが目的ではありません。理想の暮らしを手に入れるのが目的です。そのために『あなただけの理想のくらし』に必要なときめくモノを選ぶのです。」

だから、ときめく本が大量にあるなら、ときめく服が山程あるのなら、それらは全部とっておいて構わないのです。

そのかわり、ときめかないものは全部捨てる。
「まだ使えるし」
ではなく、
「私の理想の暮らしに味方してくれるモノ」だけを選ぶのです。

このワークは、それを腑に落ちるように理解するのに非常に役に立ちました。

これから長い片づけの中で、迷うかもしれないし泣くかもしれないし途中で停滞するかもしれません。
でも、全てが『理想のくらし』を手に入れる道の途中だと思えば、くじけない気がします。

片づけに対する軸をつくる!
それが『理想のくらし』について考えよう、です。

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